未来情報産業株式会社プロジェクト概要 ‐ ICカード これひとつ


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プロジェクトの目的

地方交通のICカード乗車券ビューアー開発プロジェクト

地方交通のICカード乗車券ビューアー開発プロジェクトとは、全国で使用できるICカード乗車券とは別に発行されている、地方交通の専用ICカードに対する利便性を高めるソフトウェアを開発する、弊社の社内プロジェクトです。

磁気カードと違ってすぐに内容が分からないICカードの不便の解消と、国産のスマートフォンやタブレットの殆どに搭載されていながらあまり使われていないNFC機能を便利に活用することを目的としています。

かつてはカードごとに別々のアプリを用意しておりましたが、現在は全てを一つのアプリで利用できるアプリ「ICカードこれひとつ」に集約されております。

地方交通の現状

一極集中の問題

昨今は東京一極集中となっており、東京なら仕事があるものの、他の地方(日本第二の都市である大阪なども含む)にはあまり仕事がない、という残念な状況となっています。

一極集中は便利なのでしょうが、日本の経済や、地方の過疎化問題などを考えると、果たしてそれは良いことなのか、何か弊社の技術で改善の策はないものかと検討をしました。

もちろん弊社が結論を出す問題ではありませんが、平安京こと京都府は京都市に本店を置く弊社としては、地方活性に弊社の力を多少なり役立てることが出来ればと思い、ICカードビューアーアプリ開発に全力を尽くしています。

高齢化の問題

少子高齢化の現代、高齢化で免許証を返納する人は増えており、公共交通、特にバス輸送の必要性はますます高まっています。

特に地方となると山がちな場所は多くなりますが、高齢者では長い階段の乗降は体力的に大きな負担となっており、自家用車の代わりとなる身近な移動手段の確保は喫緊の課題です。このため、あらゆる自治体やバス事業者は、その対策を迫られているところです。

事業者の動向

地方の鉄道会社やバス会社も努力しており、昨今ではICカード乗車券を導入する事業者も増えてきました。

鉄道であっても、必ずしも自動改札機は必要ありません。嵐電こと京福電気鉄道のように、各列車と改札にICカード対応の精算機を設置するだけで、乗車券はIC化できます。無人駅などに見られるように、簡易改札機を設置する方法でも良いかもしれません。

バスの場合は、バスの運賃箱をIC対応にし、乗車口にICカードリーダーを付けることでICカードへの対応が可能となります。

乗車カードをIC化するにあたり問題となるのが「プレミア」、つまり磁気カードによくある前払いすると1割少々お得、というサービスをどうICカードで実現するか、ということです。磁気カードで実施していたことは、IC化しても同様に実施しなければサービスの低下として受け止められてしまいます。結果として「その鉄道会社やバス会社専用ICカード」というものが登場してきます。

カードの仕様に関すること

共通カードと独自カード

関西であればICOCAやPiTaPa、関東ならSuicaやPASMO、その他主要な地域にはJRと私鉄各社のICカードがあります。

そして、交通系ICカード全国相互利用に参加しているこれらカードは日本鉄道サイバネティクス協議会(サイバネ協会)が規定した「自動改札システムに用いるICカード乗車券規格」に対応しています。

しかしSuica互換のこの規格ではプレミアは対応していません。なぜなら電子マネーにも対応しているからです。チャージでプレミアが発生し、その分を交通ではなく買い物に使われてしまうと辻褄が合わなくなります。ポイント還元という方式なら実現は可能ですが、システムは複雑になりますし、利用者側としても面倒が増えます。そこで、最初からプレミアに対応している会社専用ICカードは、これとは異なる独自仕様ということになります。

共通カードなら読めますが

サイバネ規格の標準的なICカードであれば、解析され、その仕様はかなり分かっています。ですので対応するアプリケーションも多くあります。

Windowsであればソニーのカードリーダー「FeliCaポート/パソリ」を購入し、ソニーが提供する「SFCard Viewer 2」というソフトウェアを使うことで、Suicaほかカードの残額、履歴などが画面で確認できます。また、Androidには多数のサードパーティーアプリがあります。

独自カードは読めません

しかしながら、鉄道会社やバス会社専用のICカードは規格が異なるため、これができません。IC内に記録されるデータの形式が全く違うため、Suica用に作られたアプリでは内容を解読することができないのです。

従来のような磁気カードならば、残額が裏などに刻印されすぐ分かるものが多いですが、そもそもICカードはタッチするだけですから刻印はできません。従って残金などが分かりにくく、カードを利用する上での不便点となっていました。何らかの技術的解決策をサードパーティーで実現する必要があると考えました。

問題解決に向けて

読み取りと表示

ICカード自体は、みな同じソニーのFeliCaです。

ですから、FeliCaを読み取るプログラムを用意し、更に、それぞれのカードを解析し表示するプログラムを、それぞれのカードごとに用意してあげれば、理論上はどんなカードでも表示できるはずです。

そこで弊社は、各カード用のビューアーアプリを作り始めました。最初はWindows用として、その後はAndroid用として、開発を継続しました。

そしてかなりの種類に対応できたところで、「カードの自動認識」という技術について実現の目処が立ち、そして遂に、いずれ国内最高性能を実現することになるアプリ「全国の ICカードこれひとつ」の開発が始まったのです。

地方のバスを支援するプロジェクト

こうして軌道に乗った地方のバスを支援するプロジェクト。

地方の公共交通で使われている専用ICカードは、その殆どがバス停番号を記録します。そこで、そのバス停番号からバス停名および位置情報などの関連情報を表示できる機能を充実させました。

しかし「全国の ICカードこれひとつ」が目指すのは、それだけではありません。一般的な需要のある路線バスだけでなく、ごく一部の需要しかないながらも先に述べました高齢者などの移動手段となっているコミュニティバスへの対応にも力を注いでいます。

老若男女あらゆる方に公共交通を便利に使ってもらうために、「全国の ICカードこれひとつ」は毎日たゆみない努力で改良を続けております。

問い合わせ

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